ChatGPTを“会社の相棒”にする──中小企業が安全にAIを使う方法
- ITワークラボ
- 10月10日
- 読了時間: 3分

AIを使う会社は、もう特別ではない
ChatGPTをはじめとするAIツールは、すでに多くの企業で活用されています。
文章作成、企画のアイデア出し、議事録のまとめなど──
少人数の会社でも、うまく使えば「もう一人の社員」が増えたような効果があります。
それでも、「情報漏洩が怖い」「よく分からない」と感じている方は多いかもしれません。
でも安心してください。AIは正しく使えば、怖い存在ではなく“頼れる相棒”になります。
この記事では、中小企業でも無理なく始められる、安全で実践的な使い方を紹介します。
ChatGPTでできること
ChatGPTは「質問に答えるだけのツール」ではありません。
ちょっとした相談相手、文章の整理役、アイデアを出すパートナーとして活躍します。
たとえば──
メールやお知らせ文の下書きをつくる
会議メモや議事録を整理する
社内マニュアルや手順書のたたき台をつくる
SNSやブログの投稿文を考える
お客様向けの案内文を丁寧な言葉に言い換える
どれも「ゼロから考える」よりも早く、「自分で直す」だけで完成します。
つまり、仕事のスピードを上げる“下ごしらえ担当”のような存在です。
安全に使うためのポイント
AI活用で意識したいのは、難しい設定よりも「どんな情報を入れないか」です。
顧客名・契約金額など、社外秘の情報は入力しない
AIの答えをそのまま使わず、内容を必ず確認する
社員全員が「どんな場面で使っていいか」を共有する
たったこれだけで、十分に安全に活用できます。
ChatGPTは秘書ではなく、「相談できる外部パートナー」
使う側が守るべきルールを知っておけば、むしろ情報の整理役として頼もしい存在になります。
はじめて使うなら、この3ステップ
AIを使ったことがない方は、まずは小さく始めてみましょう。
① 個人の業務で試してみる
たとえばメールの文面を考えるとき、こう入力してみてください。
「お客様への納品遅延のお詫びメールを、丁寧な言葉で考えてください」
すぐに複数の候補が出てきます。
自分の言葉に少し直すだけで、文面づくりの時間が半分になります。
② 社内で“使い方のコツ”を共有する
社員がそれぞれ試して、「こんな使い方が便利だった」と共有するだけでもOK。
使い方が見えると、AIへの抵抗感が自然になくなります。
③ 日常業務の“下ごしらえ役”にする
企画書の構成案、ブログ記事の骨子、社内報の原稿など、最初のたたき台づくりをAIに任せると、仕事の“スタートの速さ”が変わります。
AIは人の代わりではなく、人を助けるツール
AIという言葉を聞くと、「仕事を奪うのでは?」という不安を持つ方もいます。でも実際には、AIは“代わりにやる”よりも“手を貸してくれる”存在です。
メール文の作成、説明資料の整理、文章の言い換え──どれもAIが得意な作業で、人が時間をかける必要のない部分です。
人が判断し、AIが支える。
この組み合わせが、これからの中小企業の働き方を変えていきます。
まとめ:まずは「使ってみる」から始めよう
ChatGPTは、難しい設定や専門知識がなくてもすぐ使えます。
必要なのは、「試してみよう」という一歩だけ。
「メール文を少し楽にしたい」
「文章の言い回しを変えたい」
そんな小さなきっかけで十分です。
AIをうまく使う会社は、時間を増やし、発想を広げ、成長のスピードを上げる会社になります。最初の一歩は小さくて構いません。
今日から、AIを“味方”にしてみませんか?
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