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家庭用ルーターを会社で使うのは危険?──小規模オフィスで起きやすい“見落としリスク”


「とりあえずネットがつながればいい」


そんな理由で、家庭用ルーターをそのままオフィスで使っている企業は意外と多いものです。個人事業主や小規模オフィスでは特に、自宅と同じルーター を持ち込んで利用しているケースがよくあります。


しかし、家庭用ルーターは“家庭で使う前提”で作られた製品。

業務利用では、見えないところで大きなリスクを抱えることになります。


この記事では、なぜ家庭用ルーターは会社に向かないのか?どうすれば安全にWi-Fiを運用できるのか?を、専門知識がなくてもわかるように解説します。


① 自宅と同じルーターをオフィスで使っていませんか?


個人事業主・小規模事業者の現場でよくあるのが、


  • 自宅で余っていたルーターを使っている

  • 家電量販店で買った安価なルーターをそのまま接続

  • 設定は触らず“買ったそのまま”で運用

  • SSIDもパスワードも初期設定のまま


というパターンです。

しかし、これらは企業にとって非常にリスクが高い状態です。


② 家庭用ルーターが“会社利用に向かない”理由


家庭用ルーターは「家族が数台の端末をつなぐ」ことを想定しています。

つまり、会社のような複数人利用・高負荷・高セキュリティ前提では設計されていません。

具体的には、次の問題が起きやすくなります。


1. セキュリティ機能が極端に弱い

家庭用ルーターには、企業向けルーターのような

  • 不正侵入防止(IPS)

  • ファイアウォール強化

  • URL制御

  • 詳細なログ管理

といった機能はほとんどありません。

攻撃者にとって“狙いやすい入口”になってしまいます。


2. 初期設定のまま使われやすい

次のような設定のまま使われていませんか?

  • 管理者パスワードがデフォルト(初期値)

  • SSIDが「BUFFALO-xxxx」「TP-Link_xxxx」のまま

  • 管理画面に誰でも入れる状態

これは “鍵を閉め忘れた家” と同じ です。


3. 同時接続が増えると突然不安定に

家庭用は「3〜5台」程度が想定。

10台以上接続すると、突然遅くなる・切れるなどのトラブルが増えます。

クラウド業務の会社では、業務に大きな影響が出ます。


4. ネットワークが“丸見え”になりやすい

家庭用ルーターの多くは、社内PC・個人スマホ・来客のスマホが同じWi-Fiにつながるような状態になりがちです。

この状態では、


  • 無関係な端末から社内データにアクセス

  • ウイルスを持ち込まれる

  • 証跡が残らない


など、事故の温床になります。


③ 小規模企業で実際に起きた“あるある事故”


実際の現場で多いトラブルは次の通りです。


  • ルーターの脆弱性を悪用され、外部から侵入

  • ルーターが乗っ取られ、不正アクセスに使われる

  • 会議中にWi-Fiが頻繁に切れる

  • クラウドの読み込みが遅く業務が止まる

  • 元社員がWi-Fiパスワードを知っており、第三者へ漏えい

  • 家庭用ルーターの“リモート管理機能”が悪用される


どれも、「うちは大企業じゃないから大丈夫」という思い込みが招く事故です。


④ では企業向けルーターは何が違うのか?


家庭用との違いを一言でいうと、“外部からの攻撃を前提に設計されている”という点です。


● セキュリティ機能が強い

  • 不正通信を自動で防ぐ

  • 怪しいアクセスを遮断

  • 詳細な通信ログを記録

● 業務利用に耐える安定性

  • 同時接続数が多くても落ちない

  • VPNやリモートアクセスと相性が良い

  • アップデートが頻繁に提供され、安全性が高い

● ゲストWi-Fiを「業務用と完全に分離」できる

お客様・社員のスマホ・私物PCなどを業務ネットワークに入れずに済みます。


⑤ 今日からできる“最低限のWi-Fi対策”


機器を買い替えなくても、次の対策をするだけで安全性が大きく上がります。


1️⃣ 家庭用ルーターを使っている会社は「まず現状チェック」

  • SSID(Wi-Fi名)は初期のまま?

  • パスワードは強い?

  • 管理画面へのアクセス制限は?

  • ファームウェアは最新?

  • 従業員の私用スマホは自由に接続できていない?

これだけでも危険度がわかります。


2️⃣ ゲスト用Wi-Fiを作り、業務用と分離する

私物スマホを業務ネットワークと切り離すだけで、リスクが一気に減ります。


3️⃣ SSIDは非公開にし、強力なパスワードにする

  • 英数字+記号

  • 12文字以上

  • 定期的に変更

これだけで攻撃されにくくなります。


4️⃣ できれば企業向けルーターへ切り替える

費用は1〜3万円程度から。ランニングコストもほぼ無し。

安全性と安定性の差は歴然です。


⑥ まとめ:Wi-Fiは“会社の玄関”。家庭用では鍵が弱すぎる


家庭用ルーターは悪いわけではありません。

ただ、会社を守るための仕組みではない だけです。


会社のWi-Fiは、“誰でも通れる玄関” ではなく“しっかり鍵のかかった入口” にしなければいけません。


Wi-Fi環境を見直すだけで、セキュリティレベルも業務効率も大きく向上します。


💬 ご相談はこちらから


ITワークラボでは、

・Wi-Fi環境の診断

・家庭用ルーターからの移行支援

・ネットワーク設定の見直し

・企業向けルーターの選定

を行っています。

小規模オフィスの“ちょっとした不安”でもお気軽にご相談ください。



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