top of page

バックアップは“二重化”が基本──中小企業が備えるべき理由と、今日からできる最小構成


「バックアップはしているから大丈夫」そう思っている中小企業は多いですが、実際に状況を伺うと“バックアップが1つだけ” というケースがほとんどです。


クラウドに保存しているから安心。

外付けHDDにコピーしているから十分。


一見問題なさそうに見えますが、データトラブルは“1か所だけ”のバックアップではカバーしきれません。


最近は、クラウド障害やランサムウェア、誤削除など、バックアップが「1つでは足りない」ケースが確実に増えています。


今回は、中小企業でもすぐに始められる“バックアップ二重化”の考え方と、現実的な最小構成 をまとめました。


① バックアップはしている。でも「一つだけ」になっていませんか?


中小企業の現場でよくある例をご紹介します。


  • 重要データはクラウドに保存

  • 毎週外付けHDDに手動コピー

  • PCのデスクトップに保存しているものをHDDにまとめてバックアップ


一見問題なさそうに見えますが、これらはすべて 「1つ壊れたら終わり」 の状態です。

特に最近ではクラウドの障害や誤操作による事故が起きており、一つのバックアップに依存するのはリスクが高すぎます。


② なぜ今“二重化”が必要なのか?


次のようなトラブルは、実際に中小企業で頻繁に起きています。


● クラウド内の誤削除・上書きが多い

クラウドは安全ですが、人が間違って削除してしまうリスクは消えません。

削除後に気づかず、そのまま上書きされてしまうと、復元できなくなることもあります。


● クラウド障害も“ゼロではない”

AWSやGoogle、Microsoftの障害がニュースになるたびに、「クラウドだから大丈夫」ではないことが明らかになっています。

障害発生時に“クラウドにしかない”と、業務が完全に止まってしまいます。


● ランサムウェアはクラウドまで巻き込むことがある

ローカルPCが感染すると、クラウドと同期しているデータまで暗号化される事例があります。


● 外付けHDDだけでは故障リスクが高い

突然読み込めなくなるHDDは珍しくありません。

しかも、交換しないまま長年使っている企業が多いのが実情です。


だからこそ、今は“二重化”が必須。

バックアップを複数にするだけで、これらの問題に強くなります。


③ 中小企業がまず知るべき“バックアップの基本ルール”


難しい専門知識は必要ありません。バックアップの基本は次の5つです。


  • バックアップは最低2種類(クラウド+外付けHDD)

  • 保管場所を分ける(同じ机の中に入れない)

  • 人手より“自動化”を優先する

  • 月1回は“復元テスト”を行う

  • 誰が管理するか(責任者)を決める


特に中小企業では「担当者不在」が多いため、“復元テストをしていない”ケースが圧倒的です。


④ 今日からできる「二重化」の最小構成(中小企業向け)


難しい仕組みは必要ありません。次の2つを組み合わせるだけで“十分に強い”環境が作れます。


1️⃣ メイン:クラウド(OneDrive / Google Drive / SharePoint)

クラウドは普段の業務データ置き場として最適です。


  • 自動同期で手間がない

  • バージョン管理で誤編集に強い

  • 社内共有が簡単

  • パソコンが壊れてもすぐに復旧できる


“日常使うデータ”はすべてクラウドに置くのが基本です。


2️⃣ サブ:外付けHDD(週1の自動バックアップ)

クラウドと別ルートでデータを確保するために、外付けHDDを週1で自動バックアップします。


  • ランサムウェア対策として有効

  • ネットワーク障害が起きてもデータが取り出せる

  • 物理的な保管なので、クラウド障害の影響を受けない


※外付けHDDは“事務所の別の棚”に置くのがおすすめです。


【二重化のイメージ】

  • クラウド:常に最新を保持

  • 外付けHDD:週1回のスナップショットを保存


これだけで、さまざまなトラブルに強い仕組みになります。


⑤ 二重化があると、どんなトラブルに強くなるのか?


バックアップを2つにすると、次のような場面で復旧できます。


  • 誤削除 → クラウドのバージョンから復元

  • クラウド障害 → 外付けHDDから作業継続

  • ランサムウェア → 外付けHDDが生きている

  • HDD故障 → クラウドがあるので問題なし

  • 社員トラブル → 共有履歴が残るため、原因追跡可能


つまり、“どんなトラブルでも、どちらかは助かる”状態 を作ることが大切です。


⑥ 中小企業がやりがちなNG例

  • 外付けHDDに“手動コピー”している

  • クラウドに保存しているだけで安心している

  • HDDをPCの横に置いたまま

  • 管理者不在で属人化

  • バックアップを“保存しただけ”で終わっている

  • 復元できるか確認していない


これらは事故につながる典型パターンです。


⑦ まとめ:二重化は“費用をかけない最強の保険”


バックアップは難しくありません。

二重化は、特に中小企業にとって“最も費用対効果の高い”対策です。


クラウド+外付けHDDの2つを用意するだけで、ほとんどのトラブルから会社を守ることができます。


“会社のデータを守る仕組み”は思っている以上に簡単です。今日から始めてみる価値があります。


💬 ご相談はこちらから


ITワークラボでは、・バックアップ設計と二重化の構築・クラウドと外付けHDDの使い分け相談・復元テストのサポートなど、中小企業に特化した運用支援を行っています。

お気軽にご相談ください。




コメント


ITワークラボ | 中小企業のための「や�さしいクラウド活用」支援サービス

対応エリア:東京都八王子市周辺/全国オンライン対応  

  • Instagram
  • Facebook
  • X
  • Youtube

© 2025 ITワークラボ All Rights Reserved.

bottom of page