クラウド導入は何から始める?──中小企業が失敗しないためのステップと費用感
- ITワークラボ
- 2 日前
- 読了時間: 3分

クラウドの導入を考えていても、「どこから手をつければいいのか分からない」という声をよく聞きます。
確かに、便利そうだけれど、いきなり始めると混乱するケースもあります。
成功のポイントは、“順番を決めて少しずつ進める”こと。
今回は、中小企業がクラウド導入を進めるための3つのステップと、おおまかな費用感を紹介します。
① 現状を整理する
まず最初にやるべきことは、「今の業務を見える化すること」です。
紙やExcel、USBなど、どんな方法でデータを扱っているかを棚卸ししましょう。
どんなファイルをどこで共有しているか
誰がアクセスしているか
外部とのやり取りはどうしているか
この整理を行うだけでも、「どこからクラウド化すべきか」が自然に見えてきます。
すべてを変える必要はありません。最も時間のかかっている業務から始めましょう。
② ツールを選ぶ
次に、自社に合ったクラウドサービスを選びます。
有名なものでは、Google Workspace、Microsoft 365、Dropboxなどがあります。
選ぶときのポイントは3つ。
1️⃣ コスト:月額でどのくらい支払えるか
2️⃣ 使いやすさ:社員が抵抗なく使えるか
3️⃣ 定着度:すでに利用しているツールとの親和性
迷った場合は、「ファイル共有」「メール」「スケジュール」など1つの業務から始めるのが安心です。
“社内の便利さ”を体感できれば、他の業務にも自然と広がります。
③ 運用ルールを整える
ツールを導入しただけでは、クラウド化は成功しません。
重要なのは、使い方のルールを決めておくことです。
ファイルの保存場所と命名ルールを統一
権限(閲覧・編集・管理)を明確にする
退職・異動時のアカウント削除手順を決める
このルールづくりが後回しになると、「どこに何があるか分からない」「誰が消したのか不明」などの混乱につながります。
クラウド導入の成功企業は、ツールより“運用設計”を重視しています。
費用感の目安(中小企業の場合)
クラウドは月額制が基本。必要な分だけ使えるため、大きな初期投資は不要です。
まとめ:まずは“1つの業務”から始めよう
クラウド導入は、一気に全てを変えることではありません。
まずは一つの業務をクラウド化し、その効果を確認しながら少しずつ広げていくことが成功の近道です。
「手間を減らしたい」「安全に情報を共有したい」──
その思いを実現できる仕組みが、クラウドの本当の価値です。
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