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クラウド導入で失敗しないために──知っておきたい3つの注意点とリスク回避法

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クラウドを導入すれば、データ共有や在宅勤務など、仕事のやり方が大きく変わります。

しかしその一方で、「便利そうだけど、少し不安…」という声も多く聞かれます。


「データを外に置いて本当に大丈夫なのか?」

「社員が増えたら管理しきれないのでは?」


実際、クラウド導入後にトラブルを経験する中小企業も少なくありません。

でも安心してください。リスクの多くは、最初の準備と運用ルール次第で防げるものです。



① アカウントと権限の管理をあいまいにしない

もっとも多いトラブルが、「誰が何にアクセスできるか」が曖昧な状態です。

退職した社員のアカウントが残っていたり、全員が同じ共有IDでログインしていたり──


これでは、情報漏えいが起きても原因を特定できません。

クラウドを導入する際は、


  • 社員ごとに個別アカウントを発行

  • アクセス権限(閲覧・編集・管理)を整理

  • 退職・異動時の削除フローを決める


この3点を最初に整えておくことが重要です。


“誰がどこまで見られるか”を明確にするだけで、リスクは大幅に減ります。



② 無料プランや個人アカウントの利用は避ける

業務に使うツールを、無料版のまま運用するケースは少なくありません。

確かに手軽ですが、容量制限やサポート対象外など、“業務利用には不向きな制約”が多く存在します。


また、社員が自分の個人アカウント(例:個人のGoogleドライブ)を使うと、退職後にアクセス制御ができなくなるリスクも。


「無料で使える」は魅力的ですが、「管理できること」のほうが価値があります。

業務では、必ず法人向けプランを利用し、管理権限を会社側に置くようにしましょう。



③ 「自動保存だから安心」と思わない

クラウドは非常に安全性が高い仕組みですが、それでも人為的ミスやアクセス権の設定ミスは防ぎきれません。

重要なのは、「すべてをクラウド任せにしない」こと。


  • 定期的にデータをエクスポートして保存

  • 共有権限を定期点検

  • 管理者アカウントの履歴を確認


これらを月1回でも実施しておくことで、“クラウド上の事故”はほとんど防げます。

クラウドを「任せる場所」ではなく、「一緒に守る場所」と考えましょう。



まとめ:便利さの裏に、運用ルールを


クラウド導入は、中小企業の業務効率を大きく変えるチャンスです。

ただし、便利さの裏にある「運用の責任」を忘れてはいけません。


アカウント、契約、バックアップ。

この3つを意識しておくだけで、クラウドのリスクは限りなく小さくなります。



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