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中小企業のサイバー事故は「ニュースにならない」だけで、毎日起きている


〜報道されない現場の「静かな悲鳴」〜

また大手で情報漏えいか。 まぁ、うちは狙われるほど有名じゃないから

ニュースを眺めながら、そんなふうに思っていませんか?

確かに、大企業の事故は派手に報じられます。

数十万件のデータ流出、工場の完全停止、数億円の賠償。

それらは世間を騒がせる「大事件」です。


しかし、私が日々向き合っているのは、そんな華々しい(と言っては語弊がありますが)ニュースの裏側。決して報道はされないけれど、確実に一社の経営を揺るがしている「現場の真実」です。


「誰も知らない」だけで、事故は隣で起きている


中小企業の事故がニュースにならない理由はシンプルです。

上場していないから、公表義務が曖昧だから、そして何より「取引先にバレたくない」という切実な事情があるからです。


ですが、現場で起きている現実は過酷そのものです。

  • 朝一番、パソコンのファイルがすべて「暗号化」されて開かなくなっている。

  • 取引先から「お宅の担当者の名前で、怪しいメールが届いたぞ」と怒りの電話が入る。

  • 普段使っているクラウドのアカウントが乗っ取られ、勝手に操作されている。


どれもニュース価値としては「小さい」かもしれません。

しかし、現場の時計はそこで止まります。


本当に怖いのは、通帳から消える数字ではない


サイバー攻撃の被害というと「被害額」に目がいきがちです。

ですが、現場で本当に恐ろしいのは、目に見えない損失の連鎖です。


復旧の見通しが立たず、納期に間に合わない。

「どうなっているんだ!」という取引先からの叱責。

原因がわからず、業務が手につかない社員たち。


「たった数日、業務が止まるだけ」


その重みは、中小企業にとって致命傷になりかねません。

何十年もかけて積み上げてきた「信頼」が、たった一晩の、たった一つのクリックで崩れ去る。その恐怖は、どんな金額よりも大きいのです。


なぜ、あなたの会社は「守れていない」のか


多くの現場を見てきて気づいたことがあります。

事故が起きる会社に共通しているのは、対策をしていないことではありません。


「設定はしているが、設計がされていない」


IT担当者がいないなか、とりあえずセキュリティソフトを入れ、とりあえずクラウドを導入する。ツールさえあれば安心だと思ってしまう。しかし、セキュリティは「製品」を買えば完成するものではありません。


鍵(ツール)は立派でも、窓が空きっぱなしだったり、合鍵がそこら中に落ちていたりする。そんな状態で「うちは大丈夫」と言っている会社が、あまりにも多いのが現実です。


制度より先に、守るための体制を


世の中にはさまざまなセキュリティ制度や評価基準がありますが、形だけの証明書が会社を物理的に守ってくれるわけではありません。


まず必要なのは、豪華な盾を揃えることではなく、

「何が起きても、致命傷だけは避ける体制」を作ること。


  • 今の自社には、どこに、どんなリスクがあるのか?

  • 万が一の時、誰がどう動くのか?

  • 現場の社員は、何を「危ない」と感じるべきか?


IT担当者がいない会社ほど、この「設計図」を誰と一緒に描くかが、運命の分かれ道になります。


おわりに


「うちはまだ、何も起きていないから」

そう思っている今が、実は一番リスクが高い状態かもしれません。


ニュースにならない事故は、明日、あなたのデスクで起きてもおかしくないのです。


ITワークラボは、背伸びをした対策ではなく、中小企業の現実に即した「地に足のついたセキュリティ設計」を支援しています。まずは難しい話抜きで、あなたの会社の「現状」を一緒に整理してみませんか?




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