Googleドライブ共有でやりがちなミスと正しい設定方法
- ITワークラボ
- 10月8日
- 読了時間: 3分

Googleドライブは、社内外のファイル共有を簡単にできる便利なツールです。しかし、その「手軽さ」が思わぬ情報漏えいの原因になることもあります。
この記事では、実際によくある共有設定のミスと、安全に使うためのポイントをわかりやすく解説します。
ミス①:リンク共有が「全員に公開」になっている
Googleドライブの共有リンクには、「リンクを知っている全員が閲覧可能」という設定があります。一見便利ですが、この設定のままだと、URLを知っていれば誰でもファイルを見られてしまう状態です。
たとえば社内の誰かがうっかりURLを転送してしまうと、取引先以外の人にもデータが届いてしまう可能性があります。
✅ 対策:リンク共有は「制限付き(指定ユーザーのみ)」を基本にする。
ファイルを共有する際は、相手のメールアドレスを指定してアクセス権を与えるのが安全です。
ミス②:退職者が個人アカウントで共有していたファイル
社内でGoogleドライブを利用していても、個人のGmailアカウントを使っているケースがまだ多く見られます。
この場合、退職やアカウント削除があると、会社がそのデータにアクセスできなくなることがあります。
✅ 対策:Google Workspaceアカウントを使い、「共有ドライブ」に保存。
共有ドライブなら、所有者が「会社」になるため、退職後も管理者がアクセス権をコントロールできます。
ミス③:アクセス権を広く設定しすぎている
「閲覧者」「コメント可」「編集者」などの権限を使い分けず、全員に「編集権限」を与えてしまうケースもよくあります。その結果、意図しない上書きや削除が発生することも。
✅ 対策:役職・業務範囲に応じてアクセス権限を整理。
重要な資料は「閲覧のみ」に設定し、編集が必要な人だけに権限を与えましょう。
安全に共有するための3つの基本ルール
最後に、Googleドライブを安全に使うための運用ルールの基本形を紹介します。
ファイルは「共有ドライブ」に集約する
→ 個人のマイドライブではなく、組織管理できる共有ドライブを使う。
外部共有専用のドライブを用意する
→ 社外とファイルを共有する場合は、専用ドライブを分けることで誤共有を防ぐ。
月1回、共有設定を見直す
→ 不要な共有リンクや古い権限を定期的にチェック。
これだけでも、情報漏えいのリスクを大きく減らせます。
まとめ:共有設定の「見直し」が最大の防御
Googleドライブは、便利さとリスクが紙一重。仕組みとして「安全な共有ルール」を決めておくだけで、IT担当がいなくても安定した運用が可能になります。
一度ルールを整えれば、あとは“続けるだけ”です。ぜひ今日から、自社の共有設定を見直してみましょう。
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