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Google Workspace運用でやりがちな3つのミスと対策

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Google Workspaceを導入して、業務のデジタル化が一歩進んだ──それは大きな前進ですが、「導入しただけ」で満足してしまうと、思わぬトラブルが起こることがあります。

実は、運用の仕方次第で「使いづらい」「セキュリティが不安」「データが整理されない」といった課題が出てしまうのです。


この記事では、Google Workspace運用でよくある3つのミスと、その防ぎ方をわかりやすく紹介します。



① 管理者権限が属人化している


導入当初、「詳しい人がひとりで全部設定した」というケースはよくあります。ところがその担当者が異動・退職すると、設定変更ができなくなったり、トラブル時に誰も対応できなかったりすることがあります。


対策:管理者を複数人に分散させる


  • メイン管理者とサブ管理者を設定する

  • 管理用アカウントを共有せず、個人アカウントに権限を付与する

  • 権限を細かく分けて「誰が何を操作できるか」を明確にする


💡 ポイント

「Google管理コンソール」で、権限の範囲を細かく設定できます。1人の担当者に依存しない運用体制をつくりましょう。



② 共有設定があいまいになっている


Googleドライブはとても便利ですが、共有ルールが統一されていないと、「誰でも見られる状態になっていた」「誤って社外に共有してしまった」というミスが起こりやすくなります。


対策:共有ポリシーを全社で統一する


  • 「社外共有は原則禁止」「特定のフォルダのみ許可」などルールを決める

  • 個人のマイドライブではなく、共有ドライブを活用する

  • 管理者が共有設定をモニタリングし、問題があれば通知を受け取る設定にする


💡 ポイント

Google Workspaceの「ドライブ監査ログ」を使えば、誰がどのファイルを共有したかを確認できます。



③ セキュリティ設定を初期状態のまま放置している


導入直後は「とりあえず使える状態」で始めがちですが、パスワードルールや二段階認証などを設定しないまま運用を続けると、情報漏えいのリスクが高まります。


対策:最低限のセキュリティポリシーを設定する

  • 二段階認証を全員に必須化する

  • 不審なログイン通知をオンにする

  • 社外端末からのアクセスを制限する


💡 ポイント

「セキュリティセンター」ではリスクの高い設定を自動で検出できます。定期的にチェックして、設定を見直すことが大切です。



まとめ:運用ルールを整えることで“使いこなせる環境”に


Google Workspaceは、導入するだけで効果が出るツールではありません。正しく運用してこそ、本来の力を発揮します。


最初にルールを整えておけば、


  • 情報漏えいのリスクを減らし

  • 管理の手間を減らし

  • 社員全員が安心して使える環境


をつくることができます。



まずは現状チェックから


もし今、「管理者が1人しかいない」「共有設定がバラバラ」「セキュリティを見直していない」という項目がひとつでも当てはまるなら、早めに整備を始めるタイミングです。


ITワークラボでは、中小企業向けにGoogle Workspaceの運用改善サポートを行っています。設定の見直しやルールづくりなど、お気軽にご相談ください。



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