IT担当がいない会社でもできる!セキュリティ運用の仕組みづくり
- ITワークラボ
- 10月7日
- 読了時間: 3分

「セキュリティ対策が大事なのはわかっているけど、うちは専門のIT担当がいないから難しい…」
そんな声を、現場でよく耳にします。でも実は、セキュリティ運用は専門知識がなくても“仕組み”で守ることができるんです。
この記事では、少人数の会社でも今日から始められる「セキュリティ運用の仕組みづくり」のステップを紹介します。
ステップ1:まず“守るべき情報”を整理する
最初にやるべきことは、何を守るのかを明確にすることです。
会社の中には、次のようにさまざまな情報があります。
顧客データ(氏名・住所・連絡先など)
契約書や請求書などの重要書類
社内マニュアルや社外秘の資料
社員や取引先とのメール履歴
これらの情報がどこに保存されていて、誰がアクセスできるのかを把握することが第一歩です。
Google Workspaceを使っている会社なら、「Googleドライブ」の共有設定をチェックしてみましょう。
不要な共有リンクが外部に公開されていないか
退職者のアカウントにデータが残っていないか
機密情報が“全員に共有”になっていないか
この確認だけでも、情報漏えいリスクを大きく減らせます。
ステップ2:役割分担と運用ルールを決める
次に、会社の中で誰が何を担当するかを明確にします。
「うちは少人数だから」と思うかもしれませんが、最初に決めておくことでトラブル時の対応がスムーズになります。
おすすめの役割は、次の3つです。
特に、アカウントの発行・削除ルールは重要です。退職者が使っていたGoogleアカウントを削除し忘れると、そこから情報が漏れるリスクがあります。
Google Workspaceの管理コンソールでは、ユーザー権限の設定や共有範囲の制御が細かくできます。最初は基本設定だけでも十分です。
ステップ3:定期的なチェックの仕組みを作る
仕組みを作ったら、それを続けるための工夫が必要です。
たとえば次のような簡単なルーチンを設定しましょう。
毎月1回、「アカウント・共有設定」を点検する
Googleフォームで簡易チェックリストを運用する
結果をスプレッドシートにまとめ、社内共有する
1時間もかからない作業でも、「見直しを続ける」という意識が会社を守ります。
まとめ:小さな仕組みづくりが会社を守る
IT担当がいなくても、セキュリティは運用の工夫で守れます。
重要なのは、「難しい設定」よりも「決める」「続ける」「見直す」こと。
そして、全員が“自分ごと”として取り組むことで、自然と安全な環境が定着していきます。
まずは小さく始めて、会社に合った形に育てていきましょう。
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