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IT担当がいない会社でもできる!セキュリティ運用の仕組みづくり

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「セキュリティ対策が大事なのはわかっているけど、うちは専門のIT担当がいないから難しい…」

そんな声を、現場でよく耳にします。でも実は、セキュリティ運用は専門知識がなくても“仕組み”で守ることができるんです。


この記事では、少人数の会社でも今日から始められる「セキュリティ運用の仕組みづくり」のステップを紹介します。



ステップ1:まず“守るべき情報”を整理する


最初にやるべきことは、何を守るのかを明確にすることです。

会社の中には、次のようにさまざまな情報があります。


  • 顧客データ(氏名・住所・連絡先など)

  • 契約書や請求書などの重要書類

  • 社内マニュアルや社外秘の資料

  • 社員や取引先とのメール履歴


これらの情報がどこに保存されていて、誰がアクセスできるのかを把握することが第一歩です。

Google Workspaceを使っている会社なら、「Googleドライブ」の共有設定をチェックしてみましょう。


  • 不要な共有リンクが外部に公開されていないか

  • 退職者のアカウントにデータが残っていないか

  • 機密情報が“全員に共有”になっていないか


この確認だけでも、情報漏えいリスクを大きく減らせます。



ステップ2:役割分担と運用ルールを決める


次に、会社の中で誰が何を担当するかを明確にします。

「うちは少人数だから」と思うかもしれませんが、最初に決めておくことでトラブル時の対応がスムーズになります。


おすすめの役割は、次の3つです。

役割

主な仕事

セキュリティ責任者

ルールの策定・全体管理

アカウント管理者

社員の追加・削除、権限設定

利用者代表

現場での運用チェック、改善提案

特に、アカウントの発行・削除ルールは重要です。退職者が使っていたGoogleアカウントを削除し忘れると、そこから情報が漏れるリスクがあります。


Google Workspaceの管理コンソールでは、ユーザー権限の設定や共有範囲の制御が細かくできます。最初は基本設定だけでも十分です。



ステップ3:定期的なチェックの仕組みを作る


仕組みを作ったら、それを続けるための工夫が必要です。

たとえば次のような簡単なルーチンを設定しましょう。


  • 毎月1回、「アカウント・共有設定」を点検する

  • Googleフォームで簡易チェックリストを運用する

  • 結果をスプレッドシートにまとめ、社内共有する


1時間もかからない作業でも、「見直しを続ける」という意識が会社を守ります。



まとめ:小さな仕組みづくりが会社を守る


IT担当がいなくても、セキュリティは運用の工夫で守れます。

重要なのは、「難しい設定」よりも「決める」「続ける」「見直す」こと。

そして、全員が“自分ごと”として取り組むことで、自然と安全な環境が定着していきます。

まずは小さく始めて、会社に合った形に育てていきましょう。



💬 ご相談はこちら


「自社に合ったセキュリティ運用を整えたい」

「Google Workspaceの管理方法を見直したい」

そんな方は、ITワークラボまでお気軽にご相談ください。



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