そのスマホ、大丈夫?──業務で使うスマートフォンの“見えないリスク”
- ITワークラボ
- 2025年10月28日
- 読了時間: 3分

業務にも使っているスマホ、そのままで大丈夫?
メールの確認、チャットでのやり取り、写真の送付。
気づけば仕事でもスマートフォンを使うのが当たり前になりました。
しかしその便利さの裏で、スマホが「新しい情報漏えいの入口」になっていることをご存じでしょうか。
パソコンよりも個人利用の意識が強く、ロックをかけずに持ち歩いたり、SNSアプリから誤って送信したり──。そんな小さな油断が、企業の信用を揺るがすトラブルにつながることがあります。
① 紛失・盗難による情報漏えい
スマホは最も「持ち出しやすい端末」です。営業先や出張、通勤中など、どこでも持ち歩ける分、紛失や盗難のリスクが常にあります。
スマホの中には、会社のメール、クラウドのデータ、取引先の連絡先など、想像以上に多くの情報が詰まっています。
もしロックがかかっていなければ、端末を拾った人がそのままアクセスできてしまう可能性も。
スマホは「名刺入れ」でもあり「書類棚」でもある。
その意識があるだけで、取り扱い方が変わります。
② 私用アプリやSNS経由での誤送信
もう一つのリスクは、“私用アプリ”との混在です。
LINEやInstagramなど、プライベートで使うアプリから仕事の情報を誤って送信してしまうトラブルは珍しくありません。
たとえば、
社内チャットとLINEを同時に開いていて、誤って顧客情報を送る
仕事で撮影した写真を、うっかりSNSのストーリーに投稿
コピー&ペーストで社外に内部メッセージを貼り付け
こうした誤送信のほとんどは、「私用と業務の区別がない」ことが原因です。
③ 退職・異動時のログアウト忘れ
クラウドやメールアプリをスマホで使っている場合、退職や異動の際にログアウトを忘れてしまうケースがあります。
もしそのまま端末を使い続けていれば、会社を離れたあとでもデータやメールにアクセスできる状態に。「もう関係ないだろう」と思っていても、情報漏えいや不正アクセスの原因になることがあります。
“使わなくなった端末”や“退職者のスマホ”が会社のセキュリティを最も脆弱にします。
④ 今日からできる3つのスマホ対策
1️⃣ 画面ロックと生体認証を設定する
指紋認証・顔認証・PINコードなど、どれでも構いません。「ロックがかかっている状態」を基本としましょう。
ロックがかかっていれば、紛失時にも被害を最小限にできます。
2️⃣ 業務アプリをまとめて整理する
クラウド・メール・チャットなど、業務に使うアプリはフォルダやホーム画面でまとめて配置し、私用アプリと区別します。
見た目で切り替えができるだけでも、誤操作を防ぎやすくなります。
3️⃣ 紛失・退職時の対応ルールを決める
紛失したら誰に連絡するか、どのようにデータを削除するか。
あらかじめ社内ルールをつくっておくことで、慌てずに対応できます。
退職時も同様に、業務アプリのログアウト・削除をチェックリスト化しておきましょう。
⑤ “会社のスマホ”という意識を持つ
社員が私物スマホを使っていても、業務で利用している以上、それは「会社の情報が入った端末」です。
「自分のスマホだから自由に使える」ではなく、「会社のデータを扱っている責任がある」──。この意識があるだけで、セキュリティレベルは大きく変わります。
ルールよりも大切なのは、“意識を共有すること”。スマホは最も身近なIT資産です。
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