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USBメモリは便利だけど危険──中小企業が見直すべき“持ち運び文化”



「資料を家で作りたいから、USBに入れて持って帰りますね」

中小企業の現場では、いまだに当たり前のように行われている光景です。

しかし最近、USBメモリの紛失による情報流出事件が相次ぎ、深刻な問題になっています。


たとえば札幌市では、教頭が児童や保護者の個人情報を入れたUSBメモリを失くし、後日、匿名で返送されて発覚したケースがありました。


「うっかり落とした」

「つい持ち出してしまった」──これらは誰にでも起こりえるミスです。


USBメモリは軽くて便利。

だからこそ、一度なくすと取り返しがつかない


今回は、中小企業が今すぐ見直すべき「USBメモリの持ち運び」について解説します。


① USBメモリは“最も危険な記録媒体”


USBメモリ自体は悪いものではありません。

しかし、ビジネスで使うにはリスクが大きすぎます。


● 小さくて軽い → とにかく失くしやすい

ポケット、バッグ、デスクの隙間……。どこにでも落ちます。


● 暗号化されていない → 拾われたら中身が見放題

個人情報や顧客データが丸見えになる恐ろしさ。


● 誰が何を持ち出しているか、管理できない

USBは“見えないところ”で動くため、会社として把握が困難。


● ウイルス感染のリスクが高い

USB経由でマルウェアを持ち込む事故は今でも多いです。


● クラウドと違い、ログが残らない

誰がいつ開いたか、何をコピーしたか――跡が追えません。


つまりUSBは、紛失しやすい × 追跡できない × 中身が丸見えという、情報漏えいリスクの“最強コンボ”なのです。


② 中小企業で実際に起きている“USBの危険なあるある”


  • 自宅で作業するため、USBで社外持ち出し

  • バックアップ代わりにUSBを配っている

  • 退職した社員のUSBがどこにあるか不明

  • 個人PCとのデータやり取りにUSBを使用

  • データのコピーを上書きしすぎて最新が分からない


事故は「特別な人」が起こすのではありません。

USBは小さくて便利だから、誰でも簡単に事故を起こしてしまうツールなのです。


③ 【結論】USBメモリは“禁止するほうが簡単で安全”


細かいルールを作るよりも、まずはシンプルにこれ。

USBメモリに業務データを保存しない。 原則、会社としてUSBメモリの使用は禁止。

これだけで事故の9割は防げます。

特に今は、ほとんどの企業にクラウドストレージが導入されています。


  • Google ドライブ

  • OneDrive / SharePoint

  • Box

  • Dropbox


クラウドがあるのにUSBを使う理由は、実はほとんどありません。


④ どうしてもUSBを使う場合の“最低限の安全策”


それでも「特定の機器とのやり取りでUSBが必要」という場合があります。

そのときは以下のルールを必ずセットで。

  • 全USBの暗号化(AES256推奨)

  • 持ち出し・返却の記録を義務化

  • 使用者を限定(全員に配布しない)

  • 自宅PCへの接続禁止

  • 必ずウイルスチェックを実施


ただし現実は──ルールを作っても、現場では守られにくい。

だから、USBの使用を最小限にするのが一番効果的です。


⑤ USBなしで仕事が回る“現代の標準ツール”


USBメモリの代わりに使うべきものはこちら。


● クラウドストレージで社内共有

必要なときにアクセスでき、紛失リスクゼロ。


● 権限管理付きの共有フォルダ

閲覧のみ/編集可/期限付きの共有が可能。


● オフライン同期

インターネットが不安でも、同期フォルダで作業すればOK。

USBでは不可能な「アクセス履歴の記録」「削除データの復旧」も可能です。


⑥ USB紛失は“業務トラブル”ではなく“事故”です


USBを1本失くすだけで起こる影響は、本当に大きいです。


  • 個人情報保護法に基づく報告

  • 関係者への説明・謝罪

  • 調査費、書類作成などの事務コスト

  • 信頼の損失

  • 業務停止、納期遅延

  • 場合によっては損害賠償


USBは安いデバイスですが、紛失したときの代償は“決して安くありません”。


⑦ まとめ|USBは便利。でも時代に合わない。


  • USBは軽くて便利

  • だからこそ事故が起きる

  • 管理が難しく、追跡もできない

  • クラウドの時代には“古い文化”になりつつある


中小企業だからこそ、事故のダメージは大きい。

USBの持ち運び文化からの卒業を、今こそ検討すべきです。


💬 ITワークラボへのご相談


ITワークラボでは、・クラウド共有フォルダの整備・安全なデータ共有ルールの作成・権限管理の設計・社内の“持ち運び文化”の見直しを支援しています。


「まずは現状を見てほしい」という段階でも問題ありません。

お気軽にご相談ください。



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